舟越保武 展

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私が長崎県美術館を訪ねたときは、舟越保武展が開催されていました。

舟越保武(1912-2002)は彫刻家。日本における石彫制作の草分け的な存在であり、戦後日本の彫刻界を牽引したそうです。清廉で静謐な雰囲気を湛えた女性像により広く知られているとのこと。

私はあまり彫刻には関心がないので、この作家のことはまったく知りませんでしたが、展覧会を観て、とにかくその作品の持つ力に圧倒され何度も「うーむ」と唸ってしまいました。

一通りみて、また最初に戻って、一つの作品をあちこちから角度を変えて見たり、この作品あの作品 比べてみるのにいったりきたり。監視のためにいる職員から不審がられたほどです。

それほど魅かれました。彫刻もいいが、その習作として描かれたデッサンの絵がさらにいいのです。
図録を買い求めましたが、添えてある舟越のエッセイがまたまたいい(!)。この人は文筆家としての才能もあるようです。実際、その著作『巨岩と花びら』が第31回日本エッセイストクラブ賞を受けています。

世の中は広い。自分の知らないことが多すぎる、と会場をあとにしてしみじみそう思いました。
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by matuhuji-k | 2008-12-04 10:22 | 美術展 | Comments(0)


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