人気ブログランキング | 話題のタグを見る

アンドレ・ドラン「コリウールの舟」

アンドレ・ドラン「コリウールの舟」_c0161364_2054289.jpg

「20世紀のはじまり ピカソとクレーの生きた時代展」で、もっとも印象に残ったのはピカソでもクレーでもなく、アンドレ・ドランの筆づかいと色彩。この「コリウールの舟」という1点しか出品されていないのですが、見た時の感覚を自宅でも思い出せるようにと図録まで買いました。2200円。

アンドレ・ドラン[1880-1954]はパリ郊外生まれの画家。
「石積みのように短いタッチを連ねたドランの点描は、ただ新印象派の技法をなぞっただけでなく、色彩の力をよりはっきりと示すものになっている。人物や舟など、あらゆるものの形は簡略化され、色のブロックとして画面に織りこまれている。同時にもののかたちは決して画面に溶けこむことなく、確固たる輪郭線で明示されている」(図録の解説による)。
by matuhuji-k | 2009-03-11 20:43 | 美術展


<< マカオタワーを歩く 「20世紀のはじまり ピカソと... >>