時の流れに ~国境の街 トレムセンで菓子を食う~

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今日も約20年前にアルジェリアに行った時の日記をもとに、モロッコとの国境近くに位置するアルジェリアの街・トレムセンの思い出を書いてみます。写真は、泊まったホテルの領収書です。

なんでホテルの領収書ばかりで、街の様子を写した写真がないのかとお思いでしょう。そりゃもう、写真はいっぱい撮ってたんですが、このあとカメラやフィルムを入れたバッグごと帰国便でロストバゲージの憂き目に遭い、この世から消えてしまいました。こうしたレシート類や日記は船便で別送にしていたので今も手元にあるのです。

皆さんも、海外へ行くときは、カメラ・フィルムの類は絶対に手荷物扱いにしたほうがいいです(当たり前?そうでしょうね。機内預けにするほうがどうにかしています。でもその時の私は初めての海外旅行で、手元のリュックには免税店でしこたまお土産を買って詰め込もうと思っていたので、可能な限りリュックの中は空にしておきたかったのです、まさか自分の荷物がロストバゲージになるとは思ってませんから)。


オランのホテルをチェックアウトして鉄道駅へ。時刻表を見ると国境方面への直通列車は1日に1本しか走っていないことが分かりました。そこでOued Tlelatという途中のまちまで行ってみることに。切符を買うと5ディナール(140円)。安いなあと思ったら距離は28キロしかありませんでした。10時25分発、10時46分着。20分で到着しました。

予想以上に小さいまち。引き続きトレムセン行きの切符を買います。26ディナール(728円)。出発時刻は13時18分でまだ大分時間があるので、カフェに行ってカフェオレを注文しました。2ディナール(52円)。これがとにかくまずかったです。眉間にしわを寄せながら時間をつぶし、13時35分発車(17分遅れで出発)の汽車に乗りました。

16時15分、トレムセン到着。宿探しをする前にまずはオレンジを5個買いました(何なんでしょうかねえ、食事にありつけない事態を想定しての行動でしょうか)、9ディナール(252円)。

安い宿はないかと通行人に訊いて行ったホテルでは、フロントで183ディナール(5124円)と言われたのでやめました(今なら確実に泊まってますね。日記には「見るからに立派そうで183DAもしたのでやめた」と書いてます。当時は予算を相当厳しく設定していました)。別の通りを歩いてホテルを探します。「今日はまだ明るいので全く不安はない」と書いているあたり、余裕が感じられます。

しばらく歩いて1軒みつけました。それが「グランドホテル・マグレブ」。朝食付きで120ディナール(3360円)。このホテルは気に入ったようで(今はあまり記憶がありません)、日記には「部屋に はいってうれしかったと思った。広いベッドにバス・トイレつき、しかもセントラルヒーティング。トイレにはちゃんと紙もある」と書いています。わざわざトイレの紙に言及するあたりがねえ。

ホテルの外に出て散策です。ここで今もはっきり覚えている出来事があります。日記の記述でいくと、

「奥のほうへ入ったら広場があり、けっこう人が多い。屋台の前に人だかりがしている。何か食べ物を売っているが、ものすごいハエがいる。うわぁ!と思ったが、これがどうみてもハエではなくハチである。この食い物は何なんだと思い、人だかりの中に入って1つ買ってみる。1DA(28円)だった。一見はカステラにシロップをたっぷり含ませてびちゃびちゃにした感じ。一口くってみる。… …何の変哲もない砂糖菓子の味だ。とくべつ、うまいとも思わない。これが人だかりがするほどの人気なのだろうか」

あれはハチによく似たハエなのか、ハチはハチでも人を襲わないハチなのか、今でも疑問は解けないままです(苦笑)。

この晩は「1週間と1日ぶりにお風呂。気持ちがよい。靴も一月ぶりに洗う。しかしここで問題が。排水管が壊れているではないか。水がもれてカーペットがぐちょぐちゃ」とも書いています。シャワーばかりの毎日には疲れている様子です。

位置関係をグーグルマップからとりました
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by matuhuji-k | 2009-05-06 10:43 | 旅行 その他 | Comments(0)


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