12人の怒れる男

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Bunkamuraシアターコクーンで行われている『12人の怒れる男』を観劇。
演出:蜷川幸雄
出演:中井貴一、筒井道隆、斉藤洋介、辻萬長ほか

最近ロシア映画としてリメイクされ話題を呼んだ作品の舞台版です。オリジナルはヘンリー・フォンダが出演していたでしょうか(未確認)。日本でもこの作品に触発されて三谷幸喜が『12人の優しい日本人』という戯曲を書いています。映画にもなりましたね。

私は、いつか斉藤洋介の生の舞台を観てみたいなあと思って、チケットぴあとイープラスにアーティスト登録をしていたところ通知が来たのでこのチケットを買いました。それで、ほかの出演者には さほど意識はなかったのですが、改めて会場前のポスターを見たら結構いい面子がそろっています。

辻萬長が出演しているのは、会場に来るまで知りませんでした(もっとチケット券面をよく見とけという話ですよね)。辻さんは私が最も気になる役者の一人なので、これで9千円は安いなあと喜んで客席に向かいました。

「ベンチシート」という仮設の席だと事前に知ってはいましたが、なんと私の席は、舞台をぐるっと囲むように長いすが置かれた そのベンチシートの最前列。「かぶりつき」であることが分かり二重の喜び。こんなこともあるんですねえ。舞台とは60センチ程度しか離れていません。

私の席の側に陣取っているのは中井貴一。さらに得な気分です。客席通路を舞台上の「廊下」に位置づけているので、役者がけっこうベンチシート以外の客席のほうへも入ってくるため、ほかのお客さんも喜んでいました。

私の席の袖にはハンガーが並べてあったので、「陪審会場」に入ってきた役者が次々に上着を掛けに来るので、面々を目の前で見ることができました。さらにラッキーです(苦笑)。

斉藤洋介が、テレビで見るよりかなり老けている印象を受けたのが意外でした。それとほかの役者さんも案外「普通っぽい」。道ですれ違っても気づかないかもと思いました。

休憩を挟んで3時間の舞台なので長丁場ですが、やはり もとの脚本が優れているので、筋は分かっているのに退屈しないし飽きません。演出の力と役者の力量も相当です。本当にいい芝居を観させてもらいました。

ただ、マイクなし地声でいくため、テレビ中心で活動している役者さんの一部には無理に「がなりたてる」という面が感じられ、そこがちょっと残念でした。我が愛する辻萬長さんはその点、どっしりと存在感がありますねえ、声に。ますます好きになりました。やっぱ舞台役者は大袈裟な動きをせずとも観客に感情を表現できなければねえ。それができない人はどうしてもオーバーアクションになってしまうので興ざめですね。


休憩時間に自席から
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by matuhuji-k | 2009-11-19 23:48 | 音楽・演劇 | Comments(0)


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