スターフェリー 改札口通路

c0161364_21533333.jpg

沢木耕太郎は著書『深夜特急』のなかでスターフェリーをこう記述しています。

「十セントの料金を払い、入り口のアイスクリーム屋で五十セントのソフト・アイスクリームを買って船に乗る。木のベンチに坐り、涼やかな風に吹かれながら、アイスクリームをなめる。対岸の光景はいつ見ても美しく、飽きることがない。放心したように眺めていると、自分がかじっているコーンの音がリズミカルに耳に届いてくる。このゆったりした気分を何にたとえられるだろう。払っている金はたったの六十セント。しかし、それ以上いくら金を積んだとしても、この心地よさ以上のものが手に入るわけでもない。六十セントさえあれば、王侯でも物乞いでも等しくこの豪華な航海を味わうことができるのだ。
六十セントの豪華な航海。私は僅か七、八分にすぎないこの乗船を勝手にそう名付けては、楽しんでいた。」


スターフェリー 待合室の窓から
c0161364_23154774.jpg

[PR]
by matuhuji-k | 2008-10-16 00:11 | 旅行 香港 | Comments(0)


<< スターフェリー セントラルピア スターフェリー >>