カテゴリ:美術展( 26 )

舟越保武 展

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私が長崎県美術館を訪ねたときは、舟越保武展が開催されていました。

舟越保武(1912-2002)は彫刻家。日本における石彫制作の草分け的な存在であり、戦後日本の彫刻界を牽引したそうです。清廉で静謐な雰囲気を湛えた女性像により広く知られているとのこと。

私はあまり彫刻には関心がないので、この作家のことはまったく知りませんでしたが、展覧会を観て、とにかくその作品の持つ力に圧倒され何度も「うーむ」と唸ってしまいました。

一通りみて、また最初に戻って、一つの作品をあちこちから角度を変えて見たり、この作品あの作品 比べてみるのにいったりきたり。監視のためにいる職員から不審がられたほどです。

それほど魅かれました。彫刻もいいが、その習作として描かれたデッサンの絵がさらにいいのです。
図録を買い求めましたが、添えてある舟越のエッセイがまたまたいい(!)。この人は文筆家としての才能もあるようです。実際、その著作『巨岩と花びら』が第31回日本エッセイストクラブ賞を受けています。

世の中は広い。自分の知らないことが多すぎる、と会場をあとにしてしみじみそう思いました。
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by matuhuji-k | 2008-12-04 10:22 | 美術展 | Comments(0)

長崎県美術館

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長崎駅あたりで1時間程度時間があったら、長崎県美術館へ行くのがいいです。
駅前から市内電車に乗って3つめ(長崎駅前→五島町→大波止→出島)、「出島」電停で降りて徒歩3分の距離です。さらに時間に余裕があるなら、復元工事の進む出島跡を観ます。

長崎県美術館1F(エントランス)
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展覧会情報は下記サイトで。
長崎県美術館のページ(外部リンク)
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by matuhuji-k | 2008-12-03 09:45 | 美術展 | Comments(0)

アンドリュー・ワイエス展

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アンドリュー・ワイエス(1917~)は、今も存命するアメリカの画家。
その作品展が12月23日まで渋谷のBunkamura・ザミュージアムで開催されています。
水彩画であって水彩画に見えない、その緻密に描写された作品には多くのファンがいるようです。
確かに、描かれた絵は、アメリカの空気を感じさせて素晴らしい(うまく説明できないのがもどかしいですが)。

私は恥ずかしながらワイエスという画家は知らなかったし、実際の作品を意識して鑑賞するのは初めてでした。それなりに感銘を受けて満足しましたが、実は代表作と言えるものが何点か、今回は展示されてないようです。

また、ポストカードの作製についても制限がかけられていたようで、私が併設のミュージアムショップでポストカードを記念に2~3枚買い求めようと物色していたら、近くにいた人が店員に「○○は置いてないのか?」と尋ねていて(詳細は聞き取れませんでした)、その店員は「そうなんです、許可がおりなかったんです。ほかの方からもたくさんお問い合わせをいただいてるんですが」というようなことを答えていました。


追記:

2009年1月19日、亡くなられました。
残念です。
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by matuhuji-k | 2008-12-02 21:15 | 美術展 | Comments(0)

レオナール・フジタ展

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2009年1月18日まで上野の森美術館で「没後40年 レオナール・フジタ展」が開催されています。
会期中無休、いずれも午前10時~午後6時(金曜日は午後8時まで)。
レオナール・フジタ=藤田嗣治(1886~1968)といえば、私はあの おかっぱ頭が強烈に印象に残っていて、絵自体は自分の好みからは少しずれているのだけれど、繊細な筆致と「素晴らしき乳白色」がフランスで絶賛されたその作品群を改めて観ると、凡庸ながら、認められる画家にはやはり構図なり配色なりが光っているなあと思います。
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by matuhuji-k | 2008-12-01 20:52 | 美術展 | Comments(0)

荒木経惟展 ~熊本市現代美術館~

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熊本市現代美術館(熊本市上通町2番地3 びぷれす熊日会館3F 鶴屋百貨店の道路向かい)で、荒木経惟展「熊本ララバイ(くまもとこもりうた)」が来年2月15日まで開催されています。

「母子像」というタイトルのもと展示されている、一般公募による母子の裸体写真40点が出色。
各写真の下にキャプションとしてそれぞれの母親のコメントが掲示されていますが、親子のつながりや、母親としての喜びが素直に綴られていて感銘を受けました。1冊1200円の図録を買い求めて、あとで読み返しましたが改めて胸をうたれたところです。

「アラキネマ」という、映画風に写真を連続して撮影し、BGMをつけた作品(イメージフィルム)を場内で上映しています。上映時間が結構長い(私は途中で退席しました)。

ほかにも、これまで撮りためたものや、今回撮り下ろした「色淫花」シリーズ約40点など全部で6400点!の写真が展示されています。行く前は、いくらなんでも桁がひとつ違うんじゃない? 640点でしょと思っていたが、本当に6400点でした(ポラロイド写真で5400余りを占めています)。

料理や食材を写したカラー写真を見ていたら思わず涎が出てきました(うまそうだからではありません。梅干を見たら条件反射で涎が出るという、あれに近い感覚でしょうか。あまり記述すると面白くないので控えますが、それだけ生々しい作品です)。

入場料は一般1000円、高・大学生500円、小・中学生300円。熊本市内の小・中学生は無料(名札など証明できるものが必要)。

荒木作品が好きな人には、たまらない展覧会。私は少し好みのストライクゾーンからはずれていますが、エネルギーのある写真群だなあとは思いました。

しかしですなぁ、これまで公設美術館で行われた展覧会の類をあまた見てきましたが、18歳未満お断りの部門がある展覧会は初めてです(実際は「これより先は18歳未満の方の観覧は控えさせていただいております」というような字句なのですが)。おそるべしアラーキー。

会場ホワイエ(ロビー)に飾られていた『阿蘇』という油絵に非常に感銘を受けました。作者名をメモするのを忘れたのが残念(名前は順三だったか)。いつか休日にもう一度見に行きたいです(絵のほうを)。
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by matuhuji-k | 2008-11-06 21:44 | 美術展 | Comments(0)

ヴィルヘルム・ハンマースホイ展

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上野・国立西洋美術館で開かれているヴィルヘルム・ハンマースホイ展をみに行きました。12月7日(日)まで開催中。光の表現のしかたから、北欧のフェルメールと呼ばれることもあるとか。

あまり日本では有名でなく(私も知人に教えてもらうまで知りませんでした)、同じ上野でフェルメール展が行われているせいもあるのか、週末の土曜日にもかかわらず割とゆっくりみてまわることができました。

看板に掲げられた『背を向けた若い女性のいる室内』をはじめとする、室内を描いた作品に評価が高いようですが、私は、ハンマースホイが初めて公の場に出品した人物画『若い女性の肖像、画家の妹アナ・ハンマースホイ』(この作品は、その遠近感の取り方や輪郭の描き方が選考委員会の考えに合わず選に漏れ、選考方法について論争を起こしたそうです)にもっとも感銘を受けました。

常設展はチケットの半券があれば無料で観られるので、そちらにも足を運びました。
マネが鮮やかな色彩使いであることを再確認。ゴッホの『ばら』に一番感動しました。
都会に住んでいる人は文化に関して、本当に機会に恵まれているなあと改めてうらやましくなります。

外に出たら、この美術展の看板や国立西洋美術館本体を写真に撮る人が妙に多いです。建物が世界遺産の暫定リストに搭載されているせいでしょうか。

余談ながらJR上野駅公園口出口のところで各種展覧会のチケット取扱い窓口がありますが、前売券を売っているかと思いきや、当日券です。正規料金。何やら、だまされた気分。それやったら美術館入り口で買うっちゅうに。


新宿駅地下「すし三崎丸」
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新宿で買い物をして渋谷へ移動する際、何か手軽に食事ができる所がないかうろうろしていたら「すし三崎丸」が目にとまりました。立ち食いのすし屋(回転寿司ではない)。全品2カン240円(手巻きは1本単位240円)。中トロやウニもそこそこの水準だったので驚き。巻物に使われる海苔をみればその店のレベルが大体分かりますが、この店はまあまあでした。すべての客が中トロやウニばかり注文したらどうなるんだろうと要らぬ心配をしたほどです(大トロはたまにしか置いてないか、数量限定のようです)。
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by matuhuji-k | 2008-10-18 23:59 | 美術展 | Comments(0)